こんにちは、新潟市中央区の「からさわ歯科医院」院長の唐澤です。
「なんだか歯に黒い点が…でも痛くないし、大丈夫かな?」
「冷たい水が少ししみるけど、様子を見ようかな…」
そんなふうに、虫歯かもしれないけど、今すぐ歯医者に行くほどじゃない気がするという状況、ありますよね。
でも、実はこの“まだ大丈夫かな”という時期こそが、とても大事なんです。
虫歯は、初期のうちなら削らずに済むこともあります。
逆に、放っておくとどんどん進行してしまい、治療が長く・大がかりになってしまうことも…。
今回は、そんな虫歯の初期症状について、そして**放っておくとどうなるか?**について、わかりやすくお話していきます!

虫歯の初期症状ってどんな感じ?
初期の虫歯は、痛みがないことがほとんどです。
だからこそ、見逃しがち。こんな症状、あなたも感じたことありませんか?
歯の表面に白っぽい濁りがある(C0)
一見するとただの「汚れ?」と思うような、白いシミのような濁りが歯にありませんか?
それ、虫歯の一番はじめ、「脱灰(だっかい)」と呼ばれる状態です。
この段階であれば、削らずにフッ素で“再石灰化”を促すことで元に戻せる可能性も。
甘いもの・冷たいものがちょっとしみる(C1〜C2)
- アイスや冷水で「ピリッ」と一瞬しみる
- チョコやジュースで違和感がある
そんな軽いしみ方も、エナメル質や象牙質に虫歯が進行しているサインかもしれません。
この段階でも「ちょっと気になるけど、すぐに痛むわけじゃない」という方が多く、放置されがちです。
鏡を見ると黒い点がある
歯の溝や側面に、ポツッと黒い点がある場合、それは虫歯の入り口かもしれません。
着色汚れのこともありますが、見た目では判断がつかないので、専門的な診断が必要です。
虫歯はこう進行する!〜早期発見のメリット〜
虫歯の進行は、以下のようなステップで進んでいきます。
段階 | 症状 | 治療内容 |
C0 | 白く濁るだけ、痛みなし | フッ素塗布・経過観察 |
C1 | 甘いものや冷たいものがしみる | 小さな詰め物(保険) |
C2 | 冷たい・甘いものがさらにしみる | 詰め物治療・麻酔あり |
C3 | 何もしなくてもズキズキ痛む | 神経を取る「根管治療」 |
C4 | 歯ぐきが腫れる・膿が出る | 抜歯やインプラントの検討 |
放っておくとどうなるの?
①治療が大がかりに
初期なら1回で終わる治療が、神経に達すれば5回以上の通院・麻酔・神経の処置が必要になります。治療費も数倍に跳ね上がってしまうことも…。
②歯を削る量が増える
虫歯が進むと、削る部分もどんどん広がります。
結果的に、詰め物・被せ物・ブリッジ・最悪インプラントが必要になることも。
③歯が残せないケースも
虫歯が歯の根まで進むと、残すのが難しくなってしまう場合があります。
抜歯→その後の補綴(ブリッジや入れ歯)という流れは、身体にもお財布にも負担が大きくなります。
からさわ歯科医院では
からさわ歯科医院では、初期虫歯の診断と最小限の治療を大切にしています。
- 削らなくて済む虫歯は、フッ素塗布やセルフケア指導で改善を目指します
- 無理に治療を進めず、わかりやすく丁寧にご説明してから進めます
「痛くないから大丈夫」は、「虫歯にとっては都合のいい状態」です。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
最後にチェック!あなたは大丈夫?
以下のチェックに1つでも当てはまったら、虫歯の初期サインかもしれません。
- 歯の表面に白い濁りや黒い点がある
- アイスや冷たい水で一瞬ピリッとしみる
- 甘いものを食べた後、違和感がある
- 定期的に歯科検診を受けていない
- 以前虫歯があった場所に違和感がある
→ どれか1つでも当てはまった方へ
「まだ間に合う虫歯」のうちに、チェックしておきましょう!
からさわ歯科医院は、新潟駅南口から徒歩すぐ。
お仕事帰りや学校帰りにも通いやすいと思います!
削らずに済むうちに、いまの歯を守りましょう。
あなたのご来院を、スタッフ一同お待ちしています!