こんにちは。
新潟市中央区・からさわ歯科医院 院長の唐澤です。
「眠りが浅くなって、朝もスッキリしない…」
- スマホを見ながら寝落ちしてしまう
- 夜中に何度も目が覚める
- 忙しくて睡眠時間が足りていない
- 睡眠薬に頼っている日もある…
こんな生活、続いていませんか?
実はこの「睡眠不足」や「睡眠の質の低下」が、歯ぐきの健康=歯周病リスクにも大きく関係していることがわかっています。

歯周病と睡眠、なぜ関係があるの?
キーワードは「免疫力」と「ホルモンバランス」です。
① 睡眠不足は免疫力を下げる
慢性的な睡眠不足や質の悪い睡眠は、免疫細胞の働きを弱めてしまうことが、近年の研究で明らかになっています。その結果、歯ぐきの炎症(=歯周病)を抑えきれなくなり、悪化・再発しやすくなるのです。
② 自律神経が乱れ、唾液の分泌が減る
睡眠不足は、自律神経のバランスを崩します。
特に副交感神経(リラックス神経)の働きが弱まることで、唾液の分泌量が低下し、口腔内が乾燥 → 細菌が繁殖しやすく → 歯周病リスク上昇、という流れが生まれます。
③ 疲労・ストレス・くいしばりの連鎖が起きやすい
睡眠不足により疲労がたまると、日中のストレス耐性も低下。
すると、前回ご紹介した「くいしばり」や「歯ぎしり」が増え、歯ぐきへの物理的ダメージが蓄積しやすくなります。
こんな方は要注意!|睡眠×歯周病リスクチェック
以下に当てはまる方は、一度歯ぐきの状態をチェックしましょう。
- 6時間未満の睡眠が続いている
- 朝起きたときに口が乾いている
- 寝ている間に歯ぎしりしていると指摘された
- 歯ぐきが腫れたり、出血しやすい
- 風邪をひきやすくなった/疲れが取れにくい
からさわ歯科医院ができるサポート
✔ 歯周病と生活習慣の関連を踏まえたアドバイス
- お口の中だけでなく、睡眠や食生活、ストレス状態もヒアリングします
- 根本的な原因を一緒に探り、改善方法をご提案します
✔ 乾燥ケア・くいしばり対策もセットで対応
- 唾液分泌を促す保湿グッズや歯磨き粉の提案
- ナイトガード(マウスピース)による夜間の歯ぎしり予防
✔ プロフェッショナルケアで炎症を抑える
- 定期的な歯石除去・バイオフィルム除去で細菌リセット
- 必要に応じて歯周病の治療プランをご提案します
この記事のまとめ
| 睡眠不足が引き起こす影響 | 歯周病への関係性 |
| 免疫力の低下 | 炎症が治りにくくなる/再発しやすい |
| 唾液分泌の減少 | 口の中が乾き、細菌が増殖しやすくなる |
| ストレスの増加 | くいしばり→歯周組織への圧力アップ |
まずは「ぐっすり眠れているか」を振り返ってみましょう
「歯ぐきの炎症がなかなか治らない…」
「歯みがきは頑張ってるのに口臭が気になる…」
そんな方は、お口だけでなく生活全体を見直すサインかもしれません。
睡眠・ストレス・生活習慣まで視野に入れて診てくれる歯医者を、ぜひパートナーに。
からさわ歯科医院は、“こころとからだにやさしい歯科医療”を大切にしています。