こんにちは。
新潟市中央区 新潟駅から徒歩4分、からさわ歯科医院 院長の唐澤です。
「忙しくて、食事は適当になりがちで…」
- コンビニご飯やインスタントが多い
- 野菜はなんとなく避けている
- 食べる時間帯が不規則
- 栄養のことはあまり考えていない…
そんな毎日、実は歯ぐきにも悪影響を与えているかもしれません。

歯周病と栄養の関係とは?
歯周病は「細菌による炎症」が原因ですが、身体の栄養状態が悪いと、炎症が悪化しやすく、治りにくくなることがわかっています。
つまり、「栄養バランス」は免疫力と歯ぐきの再生力に直結しているのです。
歯ぐきの健康を守る!注目の栄養素5つ
| 栄養素 | 働き | 多く含まれる食材 |
| ビタミンC | 歯ぐきや血管の修復を助ける | ブロッコリー、パプリカ、柑橘類 |
| ビタミンD | 骨の維持/免疫力向上 | 鮭、卵、干ししいたけ、日光浴 |
| カルシウム | 歯・骨・歯ぐきを強くする | 牛乳、小魚、豆腐、チーズ |
| タンパク質 | 歯周組織の修復に必須 | 肉、魚、卵、大豆製品 |
| 亜鉛 | 傷の治癒・免疫機能に関与 | 牡蠣、レバー、ナッツ類 |
📝厚生労働省「日本人の食事摂取基準」および
「8020推進財団|歯と食事に関するガイド」より抜粋・編集
栄養不足だとどうなる?
- 歯ぐきが腫れやすくなる
- ちょっとの刺激で出血する
- 炎症が長引いてなかなか治らない
- 免疫力が落ちて風邪や口内炎が増える
…こうしたトラブルが、歯周病の進行と重なることも多くあります。
歯ぐきのためにできる!簡単な食生活のコツ
✅ コンビニでも「1品プラス」意識
→ おにぎり+サラダチキン+野菜スープ など、たんぱく質+野菜を追加するだけでも◎
✅ よく噛む食材を選ぶ
→ 根菜、玄米、きのこ類など「噛む回数が増える」食材は、唾液分泌も促進
✅ 夜の糖分・アルコールを控える
→ 歯ぐきの回復タイム(夜間)に炎症が起きやすくなるため注意
からさわ歯科医院では「食事と歯ぐき」も一緒に考えます
当院では、歯周病の治療とあわせて、
- 食事習慣・生活スタイルのヒアリング
- 市販の栄養補助食品に関する相談
なども行っています。
「何を食べたらいいかわからない…」という方も、気軽にご相談ください。
この記事のまとめ
| 内容 | ポイント |
| 歯周病は栄養状態と深く関係する | 修復力・免疫力・血流すべてに影響 |
| ビタミンC・D、亜鉛、カルシウム、たんぱく質が重要 | 食材の組み合わせでカバー可能 |
| 忙しくても意識できる工夫あり | コンビニでも選び方次第で改善可 |
まずは「食べてるつもり」を見直すことから
「口の中のことだから、食事は関係ない」そう思っていた方こそ、栄養と歯周病の関係を知っていただきたいと思います。
「治療しても治りが悪い…」という方には、食事の質の見直しが大きなヒントになるかもしれません。