こんにちは。
新潟市中央区・からさわ歯科医院 院長の唐澤です。

🛒「しみるから…とりあえず薬局で買ってみたけど、効いてるのかよくわからない」

そう感じたことはありませんか?

ドラッグストアやネットで「知覚過敏用」と書かれた歯みがき粉を選んだものの、
思ったより効果がなかったり、逆にしみるようになったり…

実はそれ、「選び方のポイント」を知らないまま使っている可能性があります。


✅ 知覚過敏用歯みがき粉の“仕組み”を知ろう

知覚過敏用歯みがき粉は、主に以下2つのアプローチでしみる刺激を抑えます:

アプローチ成分例効果
神経への刺激伝達をブロック硝酸カリウム(KNO₃)など象牙細管の内側から神経の過敏性を抑える
象牙細管を封鎖する乳酸アルミニウム、酢酸ストロンチウムなど外側から管をふさぎ、刺激の通り道を断つ

これらの成分が継続使用により効果を発揮するタイプであることも、意外と知られていません。


🚫「しみない=治った」ではありません

知覚過敏用歯みがき粉は、症状を一時的に“コントロール”するものであり、
根本の原因を治療するものではありません。

  • 露出した象牙質を物理的に封鎖したり
  • 神経の反応を一時的に抑えたり

することで、症状を軽減するのが目的です。
したがって、しみなくなっても自己判断で使用をやめないことが重要です。


⚠️よくある選び間違い

❌ ① 研磨剤が強すぎるものを選んでしまう

「ホワイトニング効果」や「ステイン除去」が強調された製品は、
研磨剤の粒子が大きく、歯を削ってしまう可能性があります。

→ 知覚過敏がある方には刺激が強すぎることも。


❌ ② “ひんやり”や“強いミント”系を選ぶ

清涼感が強い製品は、メンソールによる刺激で余計にしみやすくなる場合があります。

→ 使用感はスッキリしても、歯や神経には刺激が強すぎることもあります。


❌ ③ 数日使って効果がないとすぐやめる

知覚過敏用の有効成分は継続使用によって効果を発揮します。
少なくとも2週間以上は続けて使うことが推奨されます。


🩺からさわ歯科医院からのアドバイス

市販の知覚過敏用歯みがき粉を選ぶ際は、以下をチェックしましょう:

チェックポイント解説
有効成分の記載「硝酸カリウム」「乳酸アルミニウム」などが含まれているか
研磨剤の強さ「低研磨」「ソフトタイプ」などの表記があるか
フッ素配合むし歯予防の観点でも重要(950ppm以上推奨)
清涼感の強さ強すぎるものは避ける/「低刺激タイプ」が理想

✅使用上の注意も忘れずに

  • 歯ぐきを傷つけないように、やわらかめの歯ブラシを使用
  • 力を入れすぎず、やさしく磨く
  • 「しみる部分」に意識して塗布し、少量の水で1回だけすすぐ(成分が残るように)