こんにちは、新潟市中央区の「からさわ歯科医院」院長の唐澤です。
「冷たいものは平気なのに、チョコレートやケーキでズキッとくる…」
「ほんの一瞬だけど、また甘いものを食べるのがちょっと怖い…」
そんな風に、甘いものがしみる症状で心配になる方は少なくありません。
ただ、「冷たいものじゃないし、そこまでじゃないかな…」と、様子を見てしまう方も多いのが実情です。
でも、実はその“しみる感じ”、虫歯のサインである可能性が高いんです。
今日は、甘いものがしみるときに考えられる原因とチェック方法、そして今すぐできる対処法について、わかりやすくお話していきます!

その「甘くてしみる」、原因は?
原因① 虫歯(象牙質に達している)
甘いものでしみる症状は、象牙質に虫歯が進行しているサインかもしれません。
象牙質には“象牙細管”という細かい管があり、そこを通じて甘さの刺激が神経に伝わると、一瞬ズキッとした痛みを感じることがあります。
特徴:
- 冷たい物ではしみないのに、甘いものだけしみる
- しみるのは一瞬だけ
- 食べた後は何ともない
この場合、C2程度の虫歯が疑われます。
原因② 詰め物や被せ物のすき間・劣化
過去に治療した歯に、微妙なすき間や段差ができている場合、そこから甘いものが入り込み、中の神経に刺激が伝わっていることもあります。
チェックポイント:
- 詰め物のある歯がしみる
- フロスが引っかかる
- 噛んだときに違和感がある
この場合は、詰め直しや再治療が必要なこともあります。
原因③ 知覚過敏
「虫歯じゃないけどしみる」ケースの代表が知覚過敏です。
歯ぎしり・食いしばり、強いブラッシングなどで歯の根元が露出すると、そこに甘い刺激が伝わって神経が過敏に反応してしまいます。
特徴:
- 冷たいものでもしみることがある
- 一過性のしみ方
- ブラッシングのクセがある方に多い
虫歯?それとも知覚過敏?チェック表
チェック内容 | 虫歯の可能性 | 不安度 | 今やるべきこと |
甘いものだけしみる | ◎ 高い | ★★★ | 歯科でチェック |
冷たいものもしみる | ○ あり得る | ★★ | 知覚過敏ケアも有効 |
しみる時間が長い | ◎ 要注意 | ★★★★ | 神経の反応が強い可能性 |
詰め物・被せ物に違和感 | ◎ 高確率 | ★★★ | レントゲンで確認を |
症状が1週間以上続いている | ◎ 放置NG | ★★★★★ | 早めの受診が安心 |
ひとつでも「★3つ以上」があれば、ぜひ一度歯科で診てもらいましょう!
応急対処法|今すぐできること&やってはいけないこと
今すぐできる3つの対策
- 知覚過敏用の歯みがき粉を使う
シュミテクトやシステマセンシティブなど、神経の反応を緩和する成分が含まれたものを選びましょう。 - 歯ブラシはやわらかめ・力を入れすぎない
強く磨くとさらに刺激に敏感になります。 - 甘い・冷たい・酸っぱいものは控えめに
症状が強い間は、刺激物を控えて負担を減らしましょう。
やってはいけないこと
- 強くゴシゴシ磨く→ しみる範囲が広がります
- しみる歯を避けて反対側ばかりで噛む→ 噛み合わせのバランスが崩れ、他の歯に負担が集中します
- 「もう少し様子を見ようかな」と先延ばしにする→ 虫歯は自然に治ることはなく、静かに進行していきます
当院での対応について
からさわ歯科医院では、甘いものでしみる症状に対して、まず原因の特定を丁寧に行います。
- 虫歯の有無は視診+レントゲンで確認
- 知覚過敏の場合は、コーティングや生活指導で改善
- 詰め物・被せ物の劣化も確認し、必要なら再処置へ
「とりあえず診てもらうだけでも大丈夫です。
削る・削らないを含めて、しっかりご説明のうえで治療方針をご提案いたします。
甘いものがしみるあなたへ
- 甘いものがしみる=虫歯のサインの可能性 大!
- 詰め物のすき間や知覚過敏のケースもあり
- 放っておくと進行し、治療が大がかりになることも
- “様子を見る”より、“早めのチェック”が歯を守るカギ!
「今すぐ治療が必要かわからない」という方も、一度しっかり調べておくことで、安心できます!
からさわ歯科医院は、新潟駅南口から徒歩すぐ。
お仕事帰り・学校帰りにもどうぞお気軽にご相談ください!