こんにちは。
新潟市中央区・からさわ歯科医院 院長の唐澤です。
これまでのシリーズでは、型取りの役割・型取りに使用する材料・治療内容に応じた材料の使い分けについてご紹介してきました。

今回は、「型取りの精度」が完成した被せ物にどのように関係するのかについてお話しします。

「適合」とは何でしょうか?

歯科治療では、「適合(てきごう)」という言葉がよく使われます。
適合とは、被せ物や詰め物がお口の中の歯にどれだけぴったり合っているかを表す言葉です。見た目がきれいでも、目に見えない部分にわずかなズレや段差があると、長期的な経過に影響することがあります。

適合が大切な理由

被せ物や詰め物は、食事や会話など、毎日の生活の中で使い続けるものです。適合性が良好であることは、

  • 違和感が少ない
  • 清掃しやすい
  • 噛み合わせの調整がしやすい

といった点につながることがあります。
一方で、適合性が十分でない場合には、お口の中で汚れがたまりやすくなることもあるため、日頃のケアや定期的なメンテナンスも重要です。

※被せ物の適合性だけで虫歯や歯周病の発症が決まるわけではありません。お口の清掃状態や噛み合わせ、生活習慣なども関係します。

型取りは「スタート地点」

被せ物を製作する流れを簡単にご紹介すると、

  • ① 歯を整える(形成)
  • ② 型取りを行う
  • ③ 模型を作る
  • ④ 歯科技工士が被せ物を製作する
  • ⑤ 歯科医院で調整・装着する

という工程になります。この中で型取りは重要な工程ですが、あくまでもスタート地点です。すべての工程を丁寧に進めることが大切です。

歯科技工士との連携も欠かせません

完成する被せ物は、歯科医師だけで作っているわけではありません。型取りした情報をもとに、歯科技工士が一つひとつ製作しています。
歯科医師と歯科技工士が連携しながら、お口の状態に合った技工物を製作することも、より良い治療には欠かせない要素です。

からさわ歯科医院で大切にしていること

からさわ歯科医院では、型取りを行う前に、歯ぐきの状態・唾液や出血の状況・型取りに適した環境などを確認しながら処置を進めています。
また、型取りだけでなく、被せ物を装着する際の適合状態・噛み合わせ・患者さんの違和感の有無まで確認し、必要に応じて調整を行っています。

まとめ

  • 適合とは、被せ物や詰め物がお口にどれだけ合っているかを表す言葉
  • 型取りは被せ物づくりの重要な工程の一つ
  • 良い治療には、型取りだけでなく製作や調整も重要
  • 歯科医師と歯科技工士の連携も欠かせない
  • 一つひとつの工程を丁寧に行うことが、より良い治療につながる

※この記事は、からさわ歯科医院 院長(歯科医師・唐澤)が監修しています。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療結果を保証するものではありません。